さまざまなドラマや映画に引っ張りだこの女優「江口のりこ」さん。
サバサバとした口調と愛嬌のある笑顔のギャップが素敵な女優さんです。
今回はそんな江口のりこさんはが中卒なのは父親が原因と言われていることについてまとめてみました。

江口のりこのプロフィール
江口のりこさんのプロフィールを紹介します。
名前:江口のりこ
生年月日:1980年4月28日
出身地:兵庫県飾磨郡夢前町
身長:170cm
血液型:O型
最終学歴:夢前町立菅野中学校(現:姫路市立菅野中学校)
江口のりこさんの最終学歴は中学校なので中卒です。
江口のりこが中卒なのは父親が原因?
江口のりこさんは兵庫県の夢前町立菅野中学校を卒業してからは、高校には通わずアルバイト生活を始められました。
高校へ行かなかった理由は父親が原因、また経済的な理由と言われています。
仕事をすぐに辞めてしまう父親
江口のりこさんが高校へ通わなかったのは、『定職に就かない父親』が主な原因だったそうです。
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引用元:WEBザテレビジョン
江口のりこさんの父親は仕事に就いても人に使われることを嫌うため、長く勤めることが出来ずにすぐに辞めてしまう気質の方だったといいます。
そのため江口のりこさんの母親が50歳まで会社員として働き家計を支え、家族7人の生活を必死に維持してこられました。
そんな父親は、江口のりこさんが21歳の時に病気が原因でお亡くなりになりました。
江口のりこさんは自身が経験してきたアルバイトの経験について、
バイト経験に関しては「私も父親に似て続かないんですよ。続いても2カ月でしたね」と話しつつ、「1日で辞めたやつもある」と告白した。
引用元:スポニチ
小さい頃から、仕事が続かない父親を間近に見て育ってきたからでしょうか。
江口のりこさん自身もなかなか定職に就けず、辛い思いをしてきたのでしょうね。
5人兄妹で経済的な余裕がない
高校へ通わなかった原因は働かない父親の他に、『経済的なこと』が理由だそうです。

江口のりこさんは兄弟が多く、5人兄妹の4番目です。
- 長男
- 次男
- 長女(双子)
- 次女(双子):江口のりこさん
- 三女
以前、高校へ行かない理由は『勉強が嫌いだったため』と公表されていましたが、実際には経済的なことが理由だったのです。
江口のりこさんは双子なので、高校に進学するときには2倍の費用がかかりますので、高校へ通わなかったのも経済的な負担を考えた結果なのですね。
劣等感を抱えながら過ごしたバイト時代
江口のりこさんの家庭は経済的に余裕がなかったため、お小遣いがなかったそうです。
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引用元:Yahoo!ニュース
そこで自分の好きなものを手に入れ、好きなことをやるためにと考えた江口のりこさんは、中学校を卒業した後にさまざまなアルバイトを経験してきました。
- うどん店
- カラオケ店
- 喫茶店
- パチンコ店
- アイスクリーム店
なんでも、アイスクリーム店で働いているときに鼻血を出した女子高生が助けを求めてきて、なんとその子が中学生時代の同級生だったそうです。
そのような事があり、当時の自意識が高かった江口のりこさんは高校にも行かず近所をウロウロしていることがとても恥ずかしかったといいます。
友人が高校に通学している一方で、「こっちは原付に乗って職場に通っている、恥ずかしい」
引用元:スポニチ
と感じ、結果的にアイスクリーム店でのアルバイトは1日で辞めてしまいました。
高校生活を謳歌している同年代の友達と、中卒でアルバイトに明け暮れる自分自身を比べて、強い劣等感を感じながら過ごしていたのですね。
アルバイトに励んでいた当時についてこう話しています。
「この街から出たい、でもお金がない、お金を作らなきゃいけない。でもみんなにバレないよう、みんながなかなか行かないような店で働いた」
引用元:スポニチ
お金を貯めるために、また友達や同級生に見つからないようにひっそりと必死に頑張ってこられたのですね。
江口のりこさんは、今ではその当時の状況を
『逃亡者みたいな感覚』
と自虐的に笑える話としておっしゃっています。
強く、たくましく、江口のりこさんは青春時代を駆け抜けてきたのでしょうね。
現在の江口のりこさんの冷静で凛としたたたずまいは、このようなさまざまな経験から培ってきたのだと思われます。
江口のりこが女優になったきっかけは
江口のりこさんが女優の道へと進むきっかけとなったのは、自身の趣味だった『映画鑑賞』というところから始まっています。
趣味から将来の夢へと変化
兵庫県の田舎で生まれ育った江口のりこさんは毎日が退屈で仕方がなく、その時に観た映画のテレビ放送にハマったのだそうです。

そして中学を卒業した後に働き出してからは神戸の映画館によく通っていました。
その後はたくさんの映画を鑑賞しているうちに、自分も映画に出演することに興味を持つようになったといいます。
人生を変えた出会い
江口のりこさんは映画に出演する夢を叶えるために劇団に入ることを考えました。
そこで神戸の劇団の公演を見に行った際に、こちらが恥ずかしくなるような芝居を見て「私には無理だ」と感じたとおっしゃっています。
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引用元:ORICON NEWS
ですがその後も図書館で色々と調べ、その時に劇作家の岩松了さんの作品に出会いました。
岩松了さんの作品に惚れ込み、その方が所属していた「劇団東京乾電池」への応募を決意しました。
岩松了さんの作品に出会った当時のことを、
すごくおもしろくて、この人のいるところだったら私でも大丈夫かなと思い、劇団東京乾電池の研究生に応募したんです。
引用元:マイナビ
江口のりこさんにとって人生を一転させるような、胸が躍るような出会いだったという事がよくわかりますね。
その後江口のりこさんが東京乾電池に入団した時には、岩松了さんはすでに劇団を辞められていたそうです。
ですが岩松了さんの存在や素晴らしい作品がなければ、現在の女優・江口のりこさんは生まれていなかったとも言えますね。
念願の劇団に入団
その後は「東京乾電池」のオーディションを経て、1999年に研究生、2000年には入団されました。
こちらが「劇団東京乾電池」です。

劇団東京乾電池には有名で実力のある俳優さん、女優さんがたくさん所属・卒業してしていらっしゃいます。
有名な劇団員の方を数人紹介していきます。
- 柄本明
- ベンガル
- 綾田俊樹
- 角替和枝
- 宮田早苗
- 高田純二
- 阿佐ヶ谷姉妹
素晴らしい演技力をお持ちで、その演技力を生かしドラマや映画以外にも多方面で活躍している方達もいらっしゃいますね。
江口のりこさんはこの時19歳で上京し、その後は所持金も少なかったので住み込みで新聞配達をしていました。
その際住んでいたアパートは3畳1間・風呂無しだったそうで、そこから劇団の稽古に週2回通っていたと言います。
このような経緯から、現在の女優としての素晴らしい活躍があるのですね。
自分の天職に出会う
中卒でアルバイトが続かず、自分のやりたいことも見つからなかった江口のりこさん。
ですが現在は「女優」という天職に出会い、映画やドラマなどには欠かすことの出来ない名バイプレイヤーとなりました。

江口のりこさんは女優という仕事についてこうおっしゃっています。
大好きな仕事だから、多少傷つくことがあってもそれで辞めたいと思ったことはない。「いつかそれは必ず何かしらの糧になるし。むしろチャンスだと今は思える。だから嫌なことは起こっていいんです」
引用元:マイナビ
傷つくことがあっても物事を前向きに考えられ、くよくよせずに切り替えられるのは、本当に女優という仕事が大好きだからなのですね。
江口のりこさんにとって女優という現在の仕事は「今の生活」を作ってくれたものであり、ワクワク感や人生の生きがいを生み出してくれたものなのでしょう。

まとめ
今回は江口のりこさんが中卒なのは父親が原因と言われていることについてまとめました。
江口のりこさんは家庭への負担を考え中卒で働き、周りとの劣等感を感じながら過ごしてこられたのですね。
今後も唯一無二な女優さんとして、さまざまな顔を見せてほしいと思います。